戸田観音の河童ティ
そろそろ夏だからね、足元を涼しくさせたいね。サンダルをね、買おうかなと思い、朝から色々とネットで探したのだが相変わらずピンとくるものまで辿り着くことは出来ず、20分足らずで飽きてウルトラマン関連のTシャツとか眺めてたら欲しくなるから危ない。

これを普段着として着用するほど俺の中の”ファッションの自由”は強くないのだが、自宅用や畑作業用にはもってこいだなと考えた。一応、妻にも画像を添付してメッセージを送り、反応を見たのだが「ヤメときな」というほど強いNG反応もなく、ありかな?と思ったのだが安いからといって(シンウルトラマンが面白かったからといって、感謝のお布施的な意味を込めているからといって)さすがにこの衝動買いはヤメておこう、と自制した。今年、41歳になるからね、この辺の自制心はもう、大人のソレよ、明日買うかもしれんがな。
その代わり、というわけではないが前々からやろうと思っていた、衝動的オリジナルTシャツを制作し購入することでゼットンを弔おうと思い、最近の自分の写真の中でも特に妖気を放つ戸田観音(薩摩川内市中村町)に祀られている木彫りの河童をプリントしたTシャツを作ってみた。
以下、戸田観音の河童にまつわる伝承である。
戸田観音は、長禄3年(1459年)に宮之城城主である渋谷(祁答院)徳重によって建立された。創建の由来として、以下のような伝承が残されている。渋谷徳重には美しい姫がいた。ある日、侍女7名と共に川遊びに出たのであるが、何かのはずみで船から川へ落ちてしまった。侍女が助けようとするが、姫は川の中に沈んでしまったまま浮かび上がってこない。責任を感じた侍女たちは全員川に身を投げてしまったのである。数日して姫をはじめとして遺体が川から引き揚げられ、その供養にと徳重は、遺体の打ち上げられた淵のそばに観音堂を建てたのである。その時に、姫を死に追いやったものが川に住むガラッパ(河童)であるとみなし、それを懲らしめるために観音像の足元に像を置いたのである。さらに石碑を建て、二度とガラッパが悪さが出来ないようにしたとも言われる。そのせいか、この付近で溺死する者はいないという。
戸田観音には現在でもガラッパの像が安置されている。その姿は一般的な河童とは異なり、全身が鱗で覆われている。また手足を自由に伸ばしている姿となっているが、これは逆に、懲らしめのためにもがき苦しんでいるガラッパを表しているという。今でも戸田観音は水難除けのための参拝者が多い。
この度、作ったTシャツ、この伝承を読む限り縁起がいいのか悪いのかわからない感じが気に入っている。魔除けと水難防止の意味がありそうな気もする。逆に思いっきりそれらの業を背負うハメになり、その代わりに誰かが知らないうちに助かるのであればそれはそれで本望である。それに何より、これはカッコいいよ目立つよ。この夏の必須アイテム。3,000円。欲しければゆって
コメント
コメントを投稿