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厄がなんたらかんたらつって、空港の寒いあそこにて

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以下いつかのSNSより引用。今日の”ちょっと喋りたいこと”は下部。 --------------------------------------------- 2023年1月27日-2月09日、 鹿児島空港をご利用の皆様へ ギャラリーにて展示中のそれは全て、 私の”写真”とモンチの”木工”です。 タイトルは「牙を剥いた前厄は本厄で噛み付き後厄で咀嚼する展」となっておりますが思い付きで命名した為、特に深い意味はなく、意味もよくわかりません。 そもそもこの場所を紹介してもらってから展示までに予約の関係やコロナの都合上、丸2年掛かったのだ。長かった。正直、忘れてた。2年前、モンチと「生きていたらやろうか」などと語ってはいたが案の定、死なずに今に至ることが出来て(忘れてたとはいえ)どちらかと言えば嬉しい。とはいえ思えば、なかなか洒落にならん2年を過ごしてきた気がする。 とはいえ思えば、 そんな日々を一生過ごしている気もする。 ここには1981年から現在に至るまで、 特にこの2年間に「写したもの」と「創ったもの」を展示させて貰います。私たちは、こうして生きている。 たとえ、世界が混沌の絶頂にあるとしても #鹿児島空港で繋がりたい #飛行機にまたがりたい 追記 写真に写っている「あやとりの技」みたいに、真顔でマスクを取る男こそ、モンチである。 #あやとりの技 二人展 「牙を剥いた前厄は本厄で噛み付き後厄で咀嚼する」 モンチ(WAGO Creation) / 山下冗談(高江未来学校) --------------------------------------------- つって、ヤッているのだがな。期間中、SNSでメッセージが届きます。感想や購入希望の方や、様々なのですが、とても感激している。俺の写真なんて、買わなくてもいいよ、盗んでください。もしも盗むのが憚られるのなら、友達になってください。一緒に何かしましょうよ、 この写真は、予定にはなかったのだが空港に展示してある。”予定になかった”のは、 以前、西俣文学主催の”たてて展”in coffee innovateでコレを展示したことがあるからなのだが、不意に「ま、いいか」と思って最後の最後で壁に貼った。予定には無かったのだが、どうしてもコレが必要な気がした。 幸い、こちらの写真の右端に小さく綴られてい

他作自炎、ふふふ。

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先週、親愛なる友人が出場した「全日本シニアバドミントン選手権大会」を撮影するために愛媛に行ってきた。初めての愛媛、狙いを定めた道の駅にて(まさかまさかまさか、美味しくなかったらどうしよう、、、と)震える指先を見つめながら口に運んだミカンの甘さは、生涯、忘れないと思う。もちろん、愛媛ではミカンの美味さと同じくらい友人の活躍にも興奮した。勝ち進むごとに現れる癖のある難敵を、経験と技術とひらめきで退けるその様はスポーツに収まらず、その人の人生そのもののように思えてきて感情移入に拍車が掛かる。1日目、2日目を終え、最終日まで勝ち残り、決勝で惜しくも敗れて2位でフェニッシュしたのだが(シングルス・ダブルス共に)、毎晩ホテルに帰って泣いたよ俺は。毎日、感動して、毎日、明日も頑張るぞと気合を入れて。それにしても、やはりトップレベルの連中が技を磨き、シノギを削り、限られた枠を争う闘いは眩しい。学ぶべき姿がたくさんあり、背筋が伸びる、泣いてばかりじゃ居られない、シャッターを押す指先がしっかりと目の前の物語に触れられるよう鍛えねばな、と改めて思う。 そんな日々を過ごし、 鹿児島に帰ってくるとSNSに異変が起きていた。 鹿児島ではこの時期の風物詩とも言える「ash」という祭典が絶賛開催中で今年の俺もそれに少し関わらせてもらっているのだが、 「山下が失踪した」「山下が来ない」「山下いい加減にしろ」「山下ほらねヤルと思った」「山下そうじゃなきゃ」などなど、お叱りや野次や励ましの声が文字や音となり俺の携帯電話に飛んでくる。「冗談、探されてるよ」と直接自宅に来てくれる友人もいる。 昨日送られてきたメッセージには動画が添付されていて、いよいよ(別場所の!)他人様の!トークショーにおいても!ヤツらは!「山下が来ない!」というイジりをカマしていた!(絶対に滑っているはずなんだ!) 愛媛に発つ一日前に抜いたオヤシラズの傷は完治し、 顔の腫れは治まった。Wカップの日本代表も(ほぼ)終わった。 俺も逃亡騒動への便乗を終える。 【ROAD TO 鴨池球場 in ash2022】 ぼちぼちイカせてもらいます。

third way

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若い頃に世話になった兄さんが死んだ。facebookに奥さんが綴った短い文章だけで、原因や状況は把握出来ていないのだが、今はそれでいい。死んだ理由も、死に方も、知りたくない。でもMizkさん、そりゃねえぜ。またいつか絶対に会いたかった、家族で会いに行きたかった、面白い息子と、可愛い娘も、あなたの風に触れさせたかった。光の中で、また僕らの写真を撮って欲しかった。これ以上、書いたら泣けてくるからヤメておく。爽やかに、この世界にはもうMizkさんが居ないことを覚えておく。本当にありがとうございました、僕の生き方には絶対にあなたの存在が効いています。嗚呼、Mizkさんの声も好きだったなあ

何のためにやるのかはさておきこの楽しい時間が大好きなのだ。

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俺は好きな本読んで、好きな音楽聴いて、好きな人と愛し合って、それでいいんだ、めんどくさい。などと思うことは近頃そう多くはない、いつだってそう考えていたのに、そうでもなくなる。父親という役割は人生に大きな変化をもたらす。とはいえ、こちとら根っからの「俺」である。念願のポッドキャストはじめました。 何のためにやるのかはさておきこの楽しい時間が大好きなのだ。 「わかまつごうなら良かったのに」

マジか、もうそれ

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  父ちゃん、行こうぜ。と言って起こされる。ストリートスナップにハマった三吾の誘いである。そもそも、人もモノも場所もレンズ越しに見れば愉しいが路上は別格である。愉しさと難しさがピッタリとくっついている、コントロール出来ない偶然性もある。その場に居るからといって気にいる写真はなかなか撮れない。 花か、豆腐パックだったな今日は。 今日も彼は楽しそうな目をしていた。 たとえば俺が7歳のころ、世界はこういう風に映っていたのかと思う。「妖精が”撮れ”って言う時に撮るんだ」と三吾は言った。マジか、もうそれ俺には聴こえんやつや。

2m50cm

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  連日、誰かと一緒に、或いは一人で、何かしらのプロジェクトやお仕事をこなしている。疲れたな、と思うときもあるが、それよりも興奮している。頭と身体と指先が喜んでいる。 生きることが面白いなと思うのは、”時の経過”である。 上の画像はmountain high candle主宰、山田氏が企画・運営する「afterglow」のフライヤーである。DJ Calmのmusic navigateのもと、東シナ海に沈む夕陽を皆で眺めるというシンプルなpartyなのだが、近年はその場所を温泉に移し、露天風呂に浸かりながら音楽を聴くことも出来る、とてもユニークな音楽イベントになっている。2018年から4年、山田氏のキレッキレ・ディレクションを受けながら、彼の脳内にあるイメージを紙に落とし込む作業を手伝わせてもらっている。もはやこれは僕と彼のコミュニケーションの一つである。どこかのイベントの暗闇で「ねえ、せいちゃん」と言いながら、デカい身体を折り曲げて「そろそろヤろうかと思ってるんだけどさ」と、次回のafterglowの企みを耳打ちしてくれるヒトコマは僕にとってこの時期の風物詩となっている。この人は本当に準備が早い。鹿児島じゃ珍しいんじゃないかな、半年以上前から、この日のことを考えてモゾモゾ始めている。丹念なイメージと細かな作業を経て作られたフライヤーは、ほぼほぼ街中のナイスプレイスに手渡されている。友達の数や、自分のイベントに対する愛情、Calm氏への絶大なリスペクト、第一回から何も変わらないこの姿勢は、本当に感服する。俺にゃ出来ねえな、と、2m50cmの彼の身体を毎回見上げているのである。afterglowは11月6日、今年もそろそろ、終わりが近づく感じだね。 どこまでヤレるのかはわからんが、頭と身体と指先と、パソコンが元気な限り、このイベントには関わっていきてえな、と思っているところである。 余談だが、すでにこのイベントの告知ポスターが数点、街に貼られている。旅やコロナで制作出来ずにいた俺に痺れを切らした山さんが某印刷屋に駆け込み、そこのスタッフが(極めて適当に)デザインした代物である。当然、あれは俺や山さんの”仕事”じゃないぜ。今回のチラシが仕上がり次第、既に配布した店の分も貼り替えてもらいに行くと言っていた。愛のないデザインは馬鹿の落書きよりも虚しいな。

さあ頑張ろうぜ

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  SNSにアゲたこともあり、たくさんの人からブログの感想を頂きました。嬉しい言葉もたくさんあった、読んでくれて本当にありがとうございます。 さて、この頃は、コロナの後遺症というわけではないとは思うのだが(そんなもの信じたくねえよ)身体のダルさがなかなか無くならず、体力を削られたのか思いっきり眠い日が続いている。いや、そもそも生まれつき、だいたい眠かった気もするのだが、夕方に小一時間眠らなきゃヤレない日々を過ごしている(夜に7~8時間の睡眠をとっているのにも関わらず)。こないだはほんの少し撮影で歩いただけで両ふくらはぎが筋肉痛である。なにこれ。ぼちぼち体力作りもしていかねばなと、41年も連れ添ってきた肉体を撫でる。 明日から9月かー、もう今年の晦日もチラつくぜ。ここからはアっという間、なんでもない日々を、ますます一生懸命生きるしかない。さあ頑張ろうぜ。オマエは今日もどこかで不器用にこの日々ときっと戦ってることだろう。