なんかいい思い出

 



友人家族に誘われて、近場のキャンプ場にふらっと泊まりに行ってみた。やっぱり、キャンプはいいねと思った。夜の空気も、目覚めの気分も、心地が良い。GWは家に籠り、どこにも行くつもりがなかったので、この頃は子供たちからも「どこかに連れて行ってくれよ」と、強めの要求を受けていたこともあり、今回のお誘いはちょうどありがたいタイミングだった。

妻や息子は定期的に「キャンプ行きたいね~」と言うのだが、僕はいつも自宅の庭のハンモックに寝転んで本を読んでいる(これでだいたいキャンプの心地よさを(疑似的に)味わっている)。「それなら庭にテント張って眠れよ」と、キャンプに行きたがる妻と息子には答えていた。人気のキャンプ場は隣りのテントが近すぎてまるで住宅街だ。「わざわざ人混みに、何をしに来たのだろうか」などと虚しくなりそうで震える。

そういえば、毎週末のようにキャンプ行ってたのいつだっけ?と思って、写真を色々と探してみたのだがアレは2020年の夏の頃であることがわかった。あれから3年も経っていることに気付き、まさか!?と思い5歳の娘に聞いてみたのだがやはり彼女の記憶には残っていなかった。少し寂しくなった。

その風景は忘れても、それが「楽しかった」という感情は忘れない。さすがにもう忘れることはないだろう、あの頃より少しだけ大きくなった彼女にとって、なんかいい思い出になることを願っている。





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