クセになりそうだわん

 


先日の晩飯時に「ゴルデンウィクだしキャンプでも行こうか」と言い出したのは良美で「いいねー、川のそばにしよう」と乗ってきた三吾。天乃は食卓に並ぶ嫌いな野菜をどうすれば食わずに済むか考えていたので話を聞いていなかったと思う。私は「嫌だよ、寒いもん」と答えて彼女たちの願いを1秒で打ち砕いたのだが、なんだか少し申し訳ない気もして「庭でBBQでもヤルかー」と妥協案を提示したところ「モンチとサムに電話してよ」と天乃が乗ってきた。”子供の”トモダチではなく、”大人の”トモダチを指名する4歳児が可笑しかった。「わかった」と答えてその場で電話した。急なお誘いにも関わらず、二人とも「行くよー」と承諾してくれた。

タカヤマ夫妻、(タカヤマ夫妻の近所に暮らす)テっちゃん夫妻、モンチとサム、最近鹿児島に帰ってきた地元の友人チシキ、それから西聖夜。思い付きBBQは思いもよらぬ賑やかな輪となった。「夕方からテキトーに」と伝えたのだが、待ちきれずに昼から一人、庭先で肉を焼き「初めての過ごし方」を愉しむことにした。家族の昼食も網の上の肉で済ました。キャンプもそうなのだが、今まで屋外でのアクテブな過ごし方にまったく興味がなかったせいで、網で肉を焼いて食うというシンプルな行為すら新鮮で楽しく思える。もっと言うとBBQ自体、うるさい馬鹿が暇だから馬鹿同士で集い、短パンを履いて牛を焼いて昼からビールを飲むための行為かと思っていた、しかしそれは勘違いだった。近頃は若い時ほど肉をむしゃむしゃ食うわけでもないので”国産・焼肉用”と記されたシールが貼ってある6-7枚で1,000円の肉を「高いな」と呪いながらも買ってきてそっと舌鼓をうった。


一連の行為がやけに愉しかった。クセになりそうだわん

岡山に行って帰ってきて1週間が過ぎた、本当か?
これについては改めて、また記すつもりである。待て


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